洋書、時々プログラミング

博士課程修了→メーカーという経路を辿っている人の日常

好きなことを好きでい続けるのも難しい

子供のころ鉄道が好きで新幹線の名前を写真と紐づけて覚えていたことをふと思い出した。だけど今は全てを覚えるほど好きという訳でもない。親からはよく大人になったねぇと言われた記憶もあるけれど、そういうことで片付けていいのかという違和感も少しあった。

実際好きなものを長い間一途に好きで居続けるのは難しいと思う。次から次へと新しい楽しいものが出てくるし、自分の置かれている立場や状況も変わっていく。そんな中で一途でいることは難しい。

好きなことを仕事にするというフレーズもある。プロゲーマーやYoutuberはそのいい例だと思う。ゲームが好き、配信が好きというのが発展してスポンサーがついて職業になるならそれは幸せなことなのだろう。そういう人はどうやって自分の一途さを保っているのだろう。

一つの方法は、ほかの楽しいことを自分の好きなものに巻き取っていく方法である、配信だったら他に興味あることを題材にした配信をやればいいし、プロゲーマーだってコラボ配信をする時代だ。好きな物に軸を置いてちょっと足を伸ばすことは簡単になった。

この方法で忘れてはいけないことは、自分の好きな物を軸とするところにある。足を伸ばしすぎて自分の好きなものを忘れてしまったり、戻るのが怖くならないようにたまには顔を出してあげたほうが戻りやすくなる。

好きなものを積み上げた先に人格があると思う。かといって寄り道しないと好きなものを色々な角度から見つめることは出来ない。その塩梅を上手く保つことが魅力的な人間になる道なのかなと思う。