洋書、時々プログラミング

博士課程修了→メーカーという経路を辿っている人の日常

2019-01-01から1年間の記事一覧

(読書)医学は何ができるか

4時間くらいかけて先月買った医学は何ができるか(ルイス・トマス)を読んだ。 タイトルは結構ゴツいけれど中身は作者の24編のエッセイで、ちょっとずつ読み進めることができた。 作者はアメリカの内科医でだいたい1930年あたりから医者として働き始めた。この…

(読書)医学するこころ オスラー博士の生涯

久しぶりに本を読む時間が取れたので、手元にあったこの本を読んでみた。 オスラー博士(ウィリアム・オスラー)は19世紀~20世紀初頭に大活躍した医者でオスラー結節にその名前を残す人である。 そのような人がいかに医師を目指し、公衆衛生の確立のために尽…

(読書)ウィトゲンシュタイン 世界が変わる言葉<エッセンシャル版>

最近買ったはずなのだけれど、いつ買ったのか思い出せない。だけど電子書籍の中にあったので読んでみた。 【内容】 ウィトゲンシュタインの著作から拾ってきた、人生において、前向きに生きようとする時に使えそうな言葉が183個入っている本。これだけあれば…

(読書)プロパガンダゲーム

なにかのタイミングでこの電子書籍を購入したので、気楽な気分で読もうとしたら、そうそう気楽にも読めなかった。 【あらすじ】 大手広告代理店「電央堂」の最終面接。そこで行われたのは宣伝によって仮想国家が戦争に向かうことを阻止、あるいは導くゲーム…

(読書)就職先はネジ屋です

都内の書店でふと見かけて吸い寄せられるように買ってしまったので、今日喫茶店で読んできた。 (あらすじ) 第一志望の商社に落とされたユウは母親が社長を務めるネジ会社を受け、無事採用。でも取引先は商社ばかりで実際に使っている現場のことはわからな…

米澤穂信 いまさら翼といわれても 読了

氷菓シリーズをふたりの距離の概算まで読んでいたのだけれど、そこから3年間、やっと読むことができました。以下各短編の感想 箱の中の欠落タイトルは完全にあっちのオマージュっぽく見えたけど実際そのとおりか。生徒会会長選挙の不正投票のお話に絡めた折…

2019/03/27の調べ物

色々と調べ物をしなければならなかったのでそのメモ QCA:Quantitative Croronary Angiography 定量的冠動脈造影 冠動脈造影によって血管の直径を測定する手段。デバイスの太さを決める手段だったり、処置後のフォローアップの指標としても用いられたりする。…

鴻上尚史のレッスン本その3 コミュニケイションのレッスン

ようやっと3つ目に入りました。 この本はそのタイトル通り、聞く、話す、交渉するという3つのことに関して日本の独自性を踏まえて、具体的な行動を指南している本です。 ここでも日本の特徴として「社会」と「世間」が顔をだす。世間の方は日本人は会社とか…

鴻上尚史のレッスン本その2 幸福のレッスン

次の本は幸福のレッスン 「自分は何を幸せと感じるか」という質問の答えを見つけることは、幸せに生きるための条件である。誰に何を言われても揺るがない答えを見つけるにはどうすれば良いのかという方法を書いた本。 自分にとっての幸福を見つけ出すことは…

鴻上尚史のレッスン本その1 孤独と不安のレッスン

ピルグリムを見てから鴻上尚史熱が来ていたので、一気に「コミュニケイションのレッスン」、「幸福のレッスン」、「孤独と不安のレッスン」の三冊を読み終えたので一つずつ書いていく。 まず孤独と不安のレッスンから読んだ。 【抜粋した内容】 孤独には種類…

久しぶりのランニング

久しぶりにランニングした。冬から春にかけては寒い→花粉症ということでランニング自体を止めていたのだけど、ちょっと走りたくなったので走ってみた。9キロほどを1時間弱かけて走った。だけど、走り終わってからすぐにクシャミが止まらなくなってしまい、ア…

送別会のシーズン

年度終わりは送別会が色々立て込んでいる。新人だから関係無いぜと思っていたけれど、先輩の送別会や同期の送別会ですでに3件ほど入っている。空から金が降ってこないかな。 正直に言ってしまえば送別会はお金と肝臓のパワーが持っていかれるのであまり積極…

良いことの記録

「最近起きた良いことって何かある?」と質問されることに困ることがある。反省すべきことは覚えていられるけど、良いことってすぐに忘れてしまうからだ。 反省すべきことは覚えておくべきだと思う。なぜなら覚えておくことで次に同じ間違いをしないで済むか…

社会人1年目の教訓

昨年の4月から某企業に就職したのですが、この一年間色々なことがあったし、学ぶこともあった。来月から2年目だけどその前に色々と教訓をまとめてみようと思う。 とにかく睡眠大事 睡眠 is power学生の頃、平日は4-5時間睡眠でゴリゴリやっていたけど、明ら…

(読書)学びを結果に変えるアウトプット大全

アウトプットに関して量が足りないなぁと思っていたので、アウトプットの質と量を高めることを目指してこの本を読んでみた。Twitterに流れていたのをふと見たからというのもある。 アウトプットに関しては他者の評価に晒されるという点で躊躇していたのだけ…

ピルグリム2019 感想

初めて観劇をしてきた。 行ってきたのは前にも書いていたピルグリム2019。新宿御苑前のシアターサンモールという所。 観劇行く前から遅刻しかけるなど、色々と冷や汗をかいた場面もあったけど無事に開演には間に合った。中に入ると鴻上尚史さんがいらっしゃ…

(映画)パッセンジャーを見る

友人に紹介されたのはパッセンジャーズだったというのは秘密。 地球から他の惑星に移住するために120年間冬眠するはずだったふたりのお話 もし120年の途中で一人だけ目覚めてしまったらと考えると、ヒロインを起こす選択をしてしまった男性の行動を責められ…

ピルグリム 見に行くことに

かねてから行きたい行きたい言い続けてきた舞台を見に行くことにした。 鴻上尚史のピルグリムである。中学1年生のとき、どこかの文化祭でハッシャバイを見てからずっとこの人の名前だけは覚えていたのだけれど、15年後にまさか同じ脚本家の舞台を見に行くな…

(読書)鴻上尚史 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

特攻に関して、特攻を指示された側から見たものをまとめた本。 生存数を考えると、特攻を指示する人が生き残るのはあり得る話である。だが、特攻を指示されて実際に出撃し、生き残るというのはなかなか難しいというか無理ゲーである。だがその中でも生き残っ…

(読書)パラノイアだけが生き残る

積読消化としてアンドリュー・グローブの『パラノイアだけが生き残る』を読んだ。 どんな本か三行紹介 昨日までうまく行っていた事業が突然上手くいかなくなる時が来る(戦略的転換点)。これは「x10の変化」によるものである。このような変化は営業などの最前…