洋書、時々プログラミング

博士課程修了→メーカーという経路を辿っている人の日常

(読書)医学するこころ オスラー博士の生涯

久しぶりに本を読む時間が取れたので、手元にあったこの本を読んでみた。

 

オスラー博士(ウィリアム・オスラー)は19世紀~20世紀初頭に大活躍した医者でオスラー結節にその名前を残す人である。

そのような人がいかに医師を目指し、公衆衛生の確立のために尽力したかが書かれている本。

 

読んでいてオスラー博士の生き方をすべて真似できるわけではないけれど、いくつかは真似できるように思う。特に、死んだ昨日と、日を見ない明日に思いを馳せるのではなく、今に集中して生きるという所は今後の生き方に取り入れていきたい。というかちゃんと活躍している人ほど、今に集中している気がする。

 

医療系の話に関してもなるほどと思うこともいくつかある。臓器ひとつひとつを孤立したものとして扱うのではなく、流れとして扱うというのは、NHKでやっていた福岡先生の最後の講義を思い出すものがある。

 

付箋を貼った部分は主にオスラー博士の言葉の部分。講演録もあるのでそちらも買おうかな。