森見登美彦の新作が出ていると聞いてみてみたらタイトルに四畳半と入っているのを見て、購入
【あらすじ】
猛暑の中クーラーが壊れてしまい、一晩暑苦しいクーラーのお通夜を過ごした"私"と小津。その中突然タイムマシンが現れる。
「暑苦しいクーラーに苦しむのなら過去からリモコンを取ってくればよい!」
と考えてタイムマシンで一日前に行くことを決意する。だけれども計画実行中にはたとタイムパラドックスの存在に気が付く。過去の"私"たちに気が付かれずにリモコンを変えるにはどうすればいいのか? ついでに明石さんとの淡い恋は?
【感想】
相変わらずの四畳半ワールドで安心しました。タイムパラドックスものって結構出ているイメージがあるけれど、そこに四畳半の住人が出てくるとやっぱり何か変わります。最近本を読めていなかったけど、これをきっかけにまた読めるようになりたい。
前世というか四畳半神話体系の世界線の記憶を持っている節があって、パラレルワールド感を改めて感じました。どの世界線でも相変わらず小津は出てくるし、明石さんも出てくるしで辿る道のりは違うけれど最後は結局...となります。そこが好きで読んでいるのでこの作品も安心して読めました。