洋書、時々プログラミング

博士課程修了→メーカーという経路を辿っている人の日常

Circle Games (CER stage2) ~"Circle"に関連したショートショート ~

もう二月も終わりですね。緊急事態も終わりそうですが洋書を読む習慣は変えないでいたいと思う今日この頃です。

読んだ本の情報

タイトル Circle Games
シリーズ Cambridge English readers stage 2
著者 Frank Brennan
YL 2.6
個人評価 ★4.5(SF好きにはおススメ)

内容

5つの"Circle"に関連したショートストーリーが5編収められている 1. 獅子舞の"回る"ような演舞が得意な食堂のマスターとその家族の話 2. 自分の家族のルーツを探して船の"舵"を買い取ろうとした男の話 3. 陶芸が得意な若い男がパンクした車の"タイヤ"を修理した話 4. シンガポールの人力"車"を引く男とその家族の話 5. イギリスの学生が古い"円盤"を見つけた話

感想

Circleに関連付けられた話が集められてはいるけれど、どれも独立したお話であり、分量的にはStage 1の話を5つ読んだ気分になりました。でもどれも十分楽しめるお話でしたし、後味も良い感じに終わっていました。たぶん星新一ショートショートが好きなら気に入ると思います。

以下は個別の感想です 1. Quick Man Tan 途中までは「これはハッピーエンドで終わるのか?」とヒヤヒヤする話でしたが、最後はうまくまとまっていて安心しました。5つの中では一番読みやすいかもしれません 2. The Wheel on the wall 老夫婦も店のオーナーも皆平和に終わっているけれど、一番笑っているのは店のオーナーですね。こんな強かさが欲しいと思う今日この頃です。 3. Special Clay 学生と先生の心温まるお話で一番読んでいて楽しかったかもしれません。ちょっと正確に難のある男の子の成長物語。 4. The trishaw man 貧乏な家族が報われるお話。裏表紙に書いてある、make you smileがピッタリ当てはまるようなお話でした。 5. Beautiful Thing ちょっとSFチックで他の話に比べると難解。謎があまり解決されないまま残っていてちょっともんにょり。

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余談

図書館が近くにあるのですが、自分と同じように洋書を読んでいる人がいるようで、同じレベルの本が無くなっていたりします。そういう偶然とかも楽しみながら引き続き色々な本を読んでいけたらと思います。