洋書、時々プログラミング

博士課程修了→メーカーという経路を辿っている人の日常

送別会のシーズン

年度終わりは送別会が色々立て込んでいる。新人だから関係無いぜと思っていたけれど、先輩の送別会や同期の送別会ですでに3件ほど入っている。空から金が降ってこないかな。

正直に言ってしまえば送別会はお金と肝臓のパワーが持っていかれるのであまり積極的に行くものではない気がしてる。あまり関わっていない方に対して送る気も無いのに送別会に参加するというのも少々失礼なように思う。それでもやっぱり送別会に行ってしまうのはなぜだろうとふと考えていた。多分、自分は、送る人のためというよりもその後の自分のためなのかなと思う。送別会に行かなかった人はどう思われるのかということを考えてしまい、「あいつはXXの送別会に行かなかった薄情なやつだ」という評価を下されたくないから、送別会に参加するのだろう。社会で生きていく上でそういうことは必要なことだとは思うけれども、周囲の評判を気にする癖はもう止めたいとも思う。

 

本当にお世話になった人に対しては送別会なんて無くても素直に感謝に気持ちを伝えるだろうし、酒の席で伝えるものでも無いと思う。クライマーズ・ハイという小説にはこんな言葉がある。

 酔わなきゃ本音を言えない人を信じちゃだめよ。そういう人は本当の人生を生きていないからね

自分はこの言葉は正しいと思う。酒が無くたってありがとうと言いたい人にはちゃんと言えるように、また会いたいと思う人にはそう言えるようになりたい。